就労継続支援B型・利用の手順
この記事では、就労継続支援B型(B型作業所)の利用手順を紹介したいと思います。
※地域によって若干違いがあるかもしれません。
まず、B型を利用するには、身体・知的・精神のいずれかの障害があることが前提です。
わたしの場合は、気分障害なので精神の区分になります。
そして、無職であることが前提です。働いている人は、B型を利用することはできません。
区役所の担当者に確認したところ、月数万の内職でもダメとのことでした。
B型に通所しようと決めたら、まずは区役所に電話して、B型を利用したいことを告げます。
すると必要書類を送付してもらえるので(自分で区役所まで取りに行ってもいい)、自分で記入する書類は自分で記入し、主治医に書いてもらう書類は主治医に記入してもらいます。
そして、その書類をまとめて区役所の担当員に提出します。そのときに面接があるので、あらかじめ担当員にアポを取って日時を決めてから行くようにします。
面接の内容
面接の内容は、現在の状態を把握するためのもので、約15分くらいだったと思います。
質問事項のシートに沿って「集中できないことはありますか?」「過食することはありますか?」などの質問をされます。
そして、とくに問題なければ「受給者証」というものが発行され、B型の利用が可能になります。
発行には1~2週間くらいかかりますが、B型の利用自体は担当者がOKを出せば即日利用可能です。
A型とB型の違い
就労継続支援A型とB型の一番大きな違いは、A型は雇用契約を結ぶのに対して、B型は雇用契約を結ばない点だと思います。
また、A型はその地域の最低賃金が保証されますが、B型は最低賃金を下回ることがほとんどです。
ちなみに、わたしの通っている事業所は、軽作業や事務作業は時給300円、清掃作業は時給500円です。
わたしの通うB型は作業所の仕事だけをするわけではなく、希望者には自分のスキルアップのための勉強・作業もさせてくれるので、工賃にはとくに不満はありません。
ただ、ずっとB型に通うとなると生活保護は必須ですね。実家暮らしなら、工賃と障害年金で生活できると思いますが。
わたしは最初、金銭的にA型にしようと思っていたんですが、気分の波が落ち込んだときに働けなくなってクビになりそうなのでB型にしました。
B型なら雇用契約を結ばないので、具合が悪いときに休めるというメリットがあります。
A型で働いていて、具合が悪くなって働けなくなりB型に来る人もいます。
見学・体験は必須
就労継続支援の事業所は大量にあるんですが、作業所の利用者に話を聞くかぎり事業所によってかなり雰囲気が異なるようなので、見学と体験は必須です。
わたしも、今のところは区役所に電話する前に見学・体験をして決めました。
事業所によっては、スキルアップもさせてもらえず、ただひたすら安い賃金で時間いっぱい働かされるところもあるようです。
スキルアップといっても、以前の記事にも書いたように職員が何かを教えてくれるわけではないので、自分で資格の問題集を持っていくなり、練習したいソフトが入ったパソコンを持っていくなりして自習します。
最初にB型職員との面談で、目標やどういうことをしたいか聞かれるので、そのときにしたいことを話せばいいと思います。
ネット上では、あまりB型の良い話は聞きませんが、システム的にはわりといいですよ。